こんにちは、YOSHIOです。
自分は1型糖尿病なのですが、このブログは低糖質の食品のことだけに絞って記事を書いていこうと思っていたので、あえて自分のことや糖尿病のことについては記事にしてきませんでした。
が、せっかく1型糖尿病の人間がブログをやっているわけなので、自分の病気の状態や糖尿病のことについてもこれからは記事にしていこうかなーと思います。
糖尿病というカテゴリで書いていくので、別に食品には興味ないよーって人は糖尿病カテゴリのものだけを見てもらえればと思います。
前置き(飛ばしてね)
1型糖尿病って珍しい病気ですし、「一生治らない」とか「インスリンを打ち続けなきゃいけない」とか「低血糖は恐ろしいから、常に気をつけなきゃいけない」とか、ネガティブな情報ばかりが入ってくるんですよね。
なので、自分もそうだったのですが、同じ1型糖尿病の人のブログって勉強になるし、すごく勇気づけられるんですよね。
それにブログを書いてる側も、コメントでアドバイスや新しい情報をもらえたりと、メリットもあります。
自分も他のブログで日記のようなものを書いていたりしたのですが、最近は更新が滞ってしまっていて・・・・。
元々日記とか書くタイプでもないですし、トピックなんてないことの方がほとんどなので何書いていいのか分からなくなりますし。
ですので、こちらのブログに統合しようかなと。
ただ、こちらのブログは日記的な使い方をしているわけではないので、一応、自分の経験とか(拙い)知識なんかも同時に発信できればいいかなと思っています。
だらだら、前置きを書いてしまいましたが、ここからが本題になります。
1型糖尿病とは
みなさんは糖尿病と聞いてどんなイメージを持ちますか?
大体の人が生活習慣病の糖尿病から、「食べすぎ」「太ってる」「運動不足」などネガティブなイメージを持っている人が多いと思います。
かくいう自分も同じです。
というか糖尿病に種類があることすら知りませんでした。
糖尿病はざっくりと「1型」と「2型」に分けることができます。
この他、「妊娠糖尿病」や「薬剤糖尿病」などもありますが、あまり詳しくありません・・・。
「1型」「2型」以外についてはサイトでも詳しく載っているところは少ないですね。
一般的に生活習慣病と言われているのは2型糖尿病になります。
ただ、2型糖尿病の人すべてが生活習慣に問題があるというわけではありません。
2型糖尿病は摂取している糖質量に対して、分泌するインスリン量が足りない場合に発症します。
そのため、摂取する糖質量が多いと発症しやすいので、生活習慣病と言われています。
ただ、摂取している糖質量が多いわけではなく、インスリンの分泌量が少ない場合にも発症してしまいます。
インスリンの分泌量は遺伝で決まっていることが多いです。
なので、普通の食事(場合によっては少ない食事)でも発症してしまう場合があります。
それに対し、1型糖尿病はインスリンを生成するすい臓のβ細胞が破壊されることにより発症します。
破壊される原因は分かっていませんが、ウイルスが原因のことが多いようです。
自分も1型糖尿病と診断された際、「風邪とかひきました?」って聞かれましたし。
といういか、風邪で1型糖尿病になるってたまったもんじゃないんですけど・・・。
1型糖尿病はβ細胞が破壊されてしまうので、インスリンが生成されなくなってしまいます。
そのため、外からインスリンを補充するしかなく、注射を打っているわけです。
また、細胞が破壊される病気のため、移植以外で治ることはありません。
※移植しても数年後に再度発症するとの話を聞いたことがあります。
HbA1cとは
1型糖尿病の人には今更説明するまでもないですが、HbA1cとはヘモグロビンがどれだけブドウ糖と結合してるの~っていう割合になります(ざっくり・・・)
血糖値が高いとそれだけブドウ糖と結合しやすくなるので、HbA1cの値は高くなります。
ヘモグロビンの寿命は120日ほどのため、1~2ヶ月の血糖値の平均が分かると言われています。
HbA1cの正常値は5.6%未満とされていますが、1型糖尿病の場合は7.0%未満を目標とすることが多いです。
HbA1cは血糖値の1~2ヶ月の平均となるため、血糖値が低ければ低いほどHbA1cの値も低くなります。
一般の方や(インスリンを使用していない)2型糖尿病の方であれば、血糖値は低いに越したことはないです。
が、インスリン治療をしている場合、低血糖が問題になるため、HbA1cの目標値を高く設定しています。
低血糖とは
低血糖とは、血糖値が著しく低下する状態です。
健康な方であれば、血糖値が上がるのに合わせて、すい臓がインスリンを分泌するので、高血糖にも低血糖にもなりません。(なりづらい?)
ちなみに、これは頻度の問題であり、100%ではありません。
自分は糖尿病になる前にも低血糖と似たような症状が出たことがあります。
血糖値なんて測ってないので、本当に低血糖だったのかは分かりませんが。
インスリン治療をしている場合、食事の前にインスリンを打つのですが、食事量に対してインスリンが少なすぎれば高血糖に、インスリン量が多すぎれば低血糖になります。
このバランスがめっちゃ難しい!
低血糖を起こすと、悪寒がしたり、頭がフラフラしたりします。
手が震えてきたりもしますね。
ただ、どのような症状が出るかは人によって異なるようです。
全く症状が出ず、いきなり意識が飛んでしまう人もいるとか・・・・。
自分は結構低血糖の症状が出やすい方で、血糖値が70mg/dl未満になると大体分かります。(70前半くらいでも分かることが多い)
低血糖はやはり怖いので、分かるのはありがたいです。
ちなみに低血糖は繰り返していると自覚症状がなくなってくるとの情報も見たことがあります。
ですので、自覚症状があるからと気にしないのではなく、なるべく低血糖にならないように、常に気を付けた方がよいです。
HbA1cと低血糖
HbA1cの話題に戻ります。
1型糖尿病ではインスリンは外から補充します。
その際、どのくらい打つかは完全に自己判断となります。
人ごとに「この糖質量でこのインスリン量」と基準が決まっていることが多いですし、その基準と糖質量からインスリン量を計算するカーボカウントという方法もありますが、ぽんっと食事が出て、その食事の糖質量が1g単位で分かる人は稀だと思います。
なので、どうしても自己判断しなければならないことが多いです。
インスリン量が多すぎると低血糖になってしまいます。
低血糖が危険なものであることは前述したとおりです。
1型糖尿病の人にとって低血糖は一番避けるべきものです。
そう、高血糖よりも。
そのため、低血糖にならないようにインスリン量を調整するため、正常な方と同じような血糖値にすることがなかなかできません。
高血糖を避けるため、インスリンを打ちすぎて低血糖を繰り返してしまっている人がいるという話を聞いたことがあります。
こういう方の場合、HbA1cの値は良くなりますが、非常に危険です。
なので、低血糖を繰り返してしまわないようにHbA1cの目標値が高くなっているわけです。
1型糖尿病の人はなぜ低糖質の食事をするのか
1糖尿病の人は食事の糖質量に合わせてインスリンを打ちます。
つまり、どんな高糖質の食事であっても、その分のインスリンさえ打てば何ら問題ないのです。
じゃあ、なぜ1型糖尿病の人は糖質制限をするのか。
もしかしたら、これは人それぞれ答えは違うかもしれません。
なので、あくまで自分の場合はということになります。
それは、「血糖値のコントロールが簡単だから」です。
違う言い方をすると「高糖質の食事は血糖値のコントロールが難しく怖いから」です。
糖質の高い食事をすると、必要なインスリンも多くなります。
そうなると、もしインスリンの量を間違っていた時に、一気に低糖質になってしまいます。
逆に足りなかった場合は高血糖になってしまいます。
それが怖いので、自分はなるべく糖質の高い食事は避けています。
ただ、うまくコントロールできている人は、「スイパラに行った」って記事も見たことがあります。
なので、血糖値のコントロールに自信がある人は、必ずしも糖質制限をしなければならないとは自分は思っていません。
ただ、太ってしまうと同じ量のインスリンでも血糖値を下げづらくなってしまうらしいので、太らないことは大事です。